ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2019.6.26 21:37日々の出来事

動画収録だった

きょうは動画収録だった。
淑女我報は、レイプ犯罪の擁護をしてしまう「個のない女」
について笹さんとじっくり語り合った。

やっぱりその人の心の底にあるものって顔に出るよね。
「顔つき」と言うべきか。
自分の顔つきも変化してるもんなぁ。
年齢によって造形が変化するというのとはまた違うものが
顔には浮かんでたりする。

高森先生との徒然草は、読めば読むほど兼好法師の人間味が
よくわかるし、深みのある味わいがあって楽しい。
古典はたくさん読んだほうがいいな。

「女性の髪」についての話になって、
小学生の頃、公文式の英語で読んだ短編小説を思い出した。
貧しいけれど仲睦まじい夫婦のクリスマス話だ。

妻は、愛する夫のためにプレゼントを買いたいと思い、
夫が自慢にしていた懐中時計につける金の鎖を買おうとするが、
お金が足りない。
そこで、自分の自慢の美しいブロンドの髪を切って売ってしまう。
ところが、夫は、愛する妻がかねがね町のショーウインドウごしに
憧れていた櫛を買うために、自慢の懐中時計を売ってしまう。
この貧しい夫婦にとって、妻の髪と夫の時計は唯一の宝物だったが、
二人は決して愚か者ではないのだ、という内容。

小学生の私にとって、とても印象的だったので、
一生懸命に読んで、いまでも物語をよく覚えている。

ただし、肝心の英語のほうはすっかり忘れた。
いまあの短編を英語で出されても全然翻訳できないが、
私なりの勝手なデフォルメで、情感込めて読み聞かせる
ことはできる。

英語力は全然つかなかったが、物語の力は偉大だ。
オー・ヘンリーの「賢者の贈り物」という話。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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